『LINE公式アカウント』最初の一歩

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TOMOKOが出来るまで~10代(7)

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TOMOKOが出来るまで

10代

高校卒業

 

特別派手なことをしているつもりはないのですが、何をやるにしても目立ってしまっていたんだと思います。

 

 

それまでいた環境にもよるかもしれないですが、「大勢の人に好かれる」という経験(感覚)をしたことが一度もありませんでした。

 

 

学校に行っても、「特定の友だち」はいなかったし、それ以外の場所でも引っ越しを繰り返したせいもあり、「長くつきあっている友だち」もいませんでした。

 

 

だから、何か「グループを作る」時にはいつも余るわけです。

 

で、「余った人のグループ」に属することになるんです。

 

これは、本当に悲しかった。

 

「私は、必要とされていないんだなー」

 

と何度も思い知らされました。

 

かなり年を重ねるまで、「自分は必要とされていない」「自分は好かれていない」がデフォルトでした。

 

誰も私に興味はないし、誰も私を好きじゃないし、誰も私が必要ではない。

 

何で生まれて来たんだろう?

 

何で生きているんだろう?

 

と思っていました。

 

 

中学2年の頃、カッターナイフを手首にあてて

 

「スパっと行ったら(私のことをいじめる子たちは)どうするだろう?」

 

とよく思っていました。

 

露骨に遺書的なものを「名指し」で書いてみようか、とも思っていました。

 

それでも、思いとどまったのは、痛いのはイヤだし、本当に自分が死んでしまったら、「彼女たちが困る様子」をこの目で見ることができないのも残念(←性格悪い!)だと思ったからです。

 

 

「死にたい」と思っていた時期は、振り返ればたったの1年にも満たないかもしれないけれど、当時はそれがすべてでした。

 

 

50歳近くになるまで、「自分の人生、良いことなんか起きない」と思っていたんです。

 

 

ネガティブが服を着て歩いてるような人でした。

 

 

 

 天然なのにネガティブってどんだけ複雑やねん、ってコトですが。

 

 

話を戻すと、その統一模試(前の記事参照)の後、学年1位だった彼女は、疎遠になってしまったけれど、高3も後半になってくると、それぞれの進路がほぼ確定しました(就職が決まった人、推薦で進学が決まった人)。

 

 

その中で、「TOMOKOはうちらの希望の星だから(受験)がんばって!」と言ってくれる子があらわれて、何かと優しくしてくれるようになりました。彼女は、他の高校を一度中退してうちの高校に転入した、いわゆる「スケバン」的な外見の人で、最初は怖かったけれど、仲良くなると本当に裏表がなくてとても素敵な人でした。

 

 

ほぼ9割の同級生の進路が決定する中、最後まで一般入試で進路が決まらなかったのは私を含めたほんの数名でした。

 

そんな私も、志望校に合格し、(落ちたら浪人だぞ、と反対していた)進路担任に「よくやった!」と握手を求められました。

 

私は、卒業式で卒業生代表で謝辞を読むことになりました。

 

副校長に原稿を出すと「(教員や保護者への感謝の言葉が少なく)式典にふさわしくない」と却下されました。「思ってないことはいいたくない」と職員室でごねていると、校長先生が通りかかりました。

 

 

副校長は手を焼いて、校長に事情を話すと、(おそらく会議のために外出予定だったであろうにも関わらず)私のために時間をつくって、一緒に原稿を考えてくれたのです。

 

 

思ってないことはいわなくていい、ただし式典なので一定の「様式」は必要。形だけの感謝の言葉はいわなくていいけれど、自分の言葉で表現して欲しい、と。時間にしてどれぐらいだったかな。多分、1時間ぐらいだったのだと思います。校長先生とサシで、「謝辞」の原稿を作ったことは、高校時代でも大きな思い出です。

 

 

卒業式の日。先生と2人で作った原稿をその先生の前で読み上げる時、「高校時代」よりも「校長先生とのやりとり」を思い出し、涙があふれて来ました。

 

校長先生も6年間お世話になったこともあり、後から聞いた母の話では「校長先生もちょっとうるっとしたはったよ」とのこと。当然、もう泣くモードになってる会場では、結構しゃくりあげる声が聴こえていました。

 

自分も謝辞を読めなくなるほどしゃくりあげてるのに、自分の背後でするすすり泣きの声を聴いて、「お、イイ感じやん」とほくそ笑む余裕は持ってる、ちょっとイヤラシイヤツでもありました(笑)

 

次の記事に続きます

 

 

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