TOMOKOが出来るまで~10代(3)
TOMOKOが出来るまで
10代
中学時代続き
それは、考えてみれば「当然起きるべくして起きた」事件でした。
当時、私は「周りの人がどう思うか」ということに、極端に敏感であると同時に極端に鈍感である、という両極端な子でした。
先生に面白がられる一方で、同級生からは白い目…というか、「ちょっとウザい」と思われて行ったのです。
それでも、全員ではなかったのですが、女子校にありがち…というか、漫画とかドラマにありがちな、「リーダー的グループ」みたいな子たちがいて、なんとなく「いじられる」ところから始まり、次第に「あきらかに嫌がらせ」だな、と感じるような状態になって行きました。
例えば、昨日は顔を見て「おはよう!」と言ってくれた子たちが、今日は「おはよう」といえば、あきらかにわざと無視する…とか。そうかと思えば、ニヤニヤしながら話しかけてくる…とか。こちらの動揺を楽しむようなそんな態度をとられたり。
どうしてもその子たちと仲良くしたいわけではないけれど、無視されれば傷つくし、関わらないようにしようとすれば「えー、なんか冷たくな~い?」とわざと関わって来るとか。
誰が私と仲良くて、誰と仲がそれほどよくないのか…なんて、私自身にすらわかりませんでした。
ある時、とある授業でちょっと反抗的な態度をとったある同級生に「やる気がないなら出ていけ」と言いました。もちろん、ここまでの流れがあるし、先生も本気で言ったわけではないと思います。
ところが、彼女は出て行きました。
私は驚くとともに「廊下にでもいるのかな」と思っていたのです。授業が終わるとともに、他の同級生たちは、蜂の子を散らしたように教室を出て行き、次の授業が始まっても戻って来ませんでした。
そして、彼女たちが戻って来た後は、私にとって「信じがたい出来事」が起きました。
<次の記事に続きます>
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